人生の転機となったアンクルVol.1:Uncle Gerry

16年前、私はマウイ・モロカイ⇔日本を、3ヶ月おきに行ったりきたりしていました。

当時、生後数ヶ月で、首もまだ座っていない状態の息子を連れて、彼が2歳になるくらいまで、そんな生活を続けていたのです。

そのときに、マウイで出会ったアンクル、それがジェリーでした。

当時の私は、ある目的のために、子連れでVISAギリギリ3ヶ月の滞在を繰り返していたのですが、その目的を果たすための日々の行動も、乳飲み子連れでは思うように動けず、3ヶ月はあっという間に過ぎ去っていたのです。

午前中は、たいてい、午後の時間帯に向けて息子がたっぷりと昼寝してくれるよう、滞在していたアパート近くのビーチパークで遊ぶ日々でした。いくつかお気に入りのビーチパークがあったのですが、そのひとつ、マウイ島のキヘイにあるKamaole Beach Park で子供を遊ばせていたときのことです。

アンクル・ジェリーはおもむろにフラリ~と私たちに近寄ってきて、声をかけてくれました。当時30歳を少し過ぎたばかりの私にとって、声をかけてきたアンクルは、50代後半といった感じに見えました。いわゆるナンパ(笑)ではないのだな、ということをなんとなく察した私は、気づくと、初めて会い、どこの誰かもわからないこのおっちゃんに、事のいきさつ、滞在している目的を不思議なくらい、ぜーんぶ話していたのです。

それからの数日間、私はアンクル・ジェリーとともに過ごし、彼が運転をして、マウイ島の端から端までをドライブし、滞在目的を達成させるために本当に協力的に手伝ってくれたのです。

当時、携帯電話が普及していなかった?のか記憶が定かではありませんが、そのときにアンクル・ジェリーにもらった名刺には、Pagerの番号だけしか書かれていませんでした。(Pager=いわゆるポケベルです。。)。手書きでそのとき、彼が住んでいる、という家の住所を書いてもらい、そのときの滞在が、行ったりきたりの最後の滞在となった私は、その後アンクルジェリーに会うことはありませんでした。

最近、名刺の管理が本当に面倒で、Eightというオンライン名刺管理サービスを利用するようになり、紙で保存していた名刺を携帯で撮影してオンライン保存するという管理方法に切り替え、時間の合間を見ては、せっせと名刺を携帯で撮影しておりました。そして出てきたのが、アンクル・ジェリーに当時もらった名刺だったのです。

私はその後、2015年の暮れに、やっと、当時行ったり来たりしていたマウイ・モロカイ島滞在の目的を果たすことができました。名刺を見て、「あ~、アンクル・ジェリーに目的がやっと果たせたよ、あのとき本当に親身に相談に乗ってくれてありがとう」って伝えなきゃと、いまさらですが、アンクル・ジェリーに連絡を取りたいと思ったのです。

グーグル先生に現在のアンクル・ジェリーの様子を聞いてみたところ、さすがグーグル先生、数秒で回答してくれました。そこに書かれていたのは、アンクル・ジェリーの死亡報告でした。そして家族や友人たちが、メモリーのひとつとしてFacebookページを作っていることも知りました。


ショックでした。ありがとう、ありがとう、ありがとう、、って伝えたかった。

当時の私は、乳飲み子の息子と二人で、シングルマザーとして、これからどうやってこの子を育て、生計を立て、私の人生はどうなっていくんだろう、、、そんな不安と孤独感の中で藁にもすがるような思いで、数年間、マウイ・モロカイと日本を行き来していました。手探りの日々をすごしていたのです。

もちろん、両親は子育てに協力してくれていましたし、当時は実家に出戻って世話にもなっていました。しかし、このままではいけない、自立しなくては、しかしどうやって?といった悶々とした状態だったのです。

そんな私の悩みに丁寧に耳を傾けてくれ、叱咤激励するわけでもなく、ただ、共にマウイ島内をドライブしたり、ビーチで子供と一緒に遊んでくれたり、たわいもない時間だったのですが、それが、私にとって、本当にエネルギーの癒し、というか、スピリットが洗われたような時間でした。

だからこそ、そのときの滞在を最後に、気持ちがふっきれて、その後、数年にわたり、行ったり来たりしていたマウイ。モロカイ⇔日本をきっぱりと断ち切り、日本でしっかりと地に足をつけて前に進む、という次の段階に進むことができたのです。

アンクル・ジェリーと出会っていなかったら、もしかしたら、いつまでもクヨクヨとして、前進すべき時期がもっと後になっていたかもしれません。

だから、たった数日間しか一緒にいなかったとは言え、私にとって、アンクル・ジェリーは忘れられない恩人の一人なのです。きっとアンクル・ジェリーにとっては、記憶のかけらにも残っていない出来事だったかもしれません。私に対してだけではなく、誰に対しても、声をかけ、困っていそうな人に手を差し伸べる、そんなアンクルだったから。

生きている内に感謝の気持ちを伝えられなかったことがとても悔やまれます。でも、こうしてここで、オンライン上で生前の彼の軌跡を少しだけ垣間見れたことが、うれしいですし、天国にいるアンクル・ジェリーに向けて気持ちを届けたい、そんな風に思っています。


Me ke aloha pumehana, I love you, Uncle Gerry. Keep your spirit and soul rest in ALOHA. 


私に、人生の転機をもたらしてくれるたアンクルは、ほかにも実は2人います。

なので、このシリーズは、Vol2,Vol3と続くのです。笑。3人とも、マウイ、モロカイに由縁があるアンクルです。不思議なご縁。。。そのお話はまた今度。 

Love and Aloha

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